食品輸送用ドライアイス

食品の安全性を確保し、輸送重量とCO2排出量を削減し、コストを節約します。

ドライアイスの温度は約-78.5°Cで、その冷却力は水で出来た氷の3倍です。微生物の活動は4°C以下で抑制されます。

この高い冷却力により、冷蔵・冷凍製品の製造、保管、輸送中に重要管理点 (CCP) が満たされることを保証する、食品認定の冷却媒体となっております。

安定した冷却力は、国内外を問わず、年間を通して生鮮食品および冷凍食品の安全かつ効率的な輸送を実現します。一定の低温を維持することで、腐敗や製品の劣化のリスクを軽減します。さらに、軽量でCO2排出量が少ないため、食品業界にとって環境に優しい冷却方法となります。

Cold Jetのドライアイス製造装置が、貴社のビジネスにどのような変革をもたらすかについてご興味のある方は、今すぐお問い合わせください。

お問い合わせ

工場・加工プロセス間の輸送におけるドライアイス冷却

ドライアイスは、タンパク質などの食品を加工工場から他の施設に輸出する際に、安定した温度を維持するために不可欠です。

 

ドライアイスを利用することで、食品加工業者や輸出業者は、箱、パレット、輸送手段あたりの食品の量を大幅に増やすことができ、同時に炭素排出量と輸送コストを削減できます。

 

Dry Ice cooling for food shipping

  • 生鮮食品・冷凍食品の輸送におけるドライアイスの手動投与

  • ドライアイススライスの自動投与

  • ドライアイスによる軽量輸送によるコスト削減

工場間の輸送のメリット

 

  • 製品の品質と安全性
  • 顧客需要
  • 輸送コストの削減
  • 二酸化炭素排出量の削減
  • 生物汚染の排除
  • +その他

食品配送における具体的な使用例:

 

  • 魚(丸ごと、処理済み、切り身)
  • その他のシーフード
  • 肉類(牛肉、鶏肉、豚肉など)
  • デザートとスムージー
  • ペットフード
  • +その他

 

 

ドライアイス冷却について詳しくはこちら

工場・加工プロセス間の食品輸送に最適なドライアイス製造装置

 

  • ドライアイス製造Hub

    コンテナ内に設置された本システムは、スペースが限られた食品加工施設に最適です。Cold Jetペレタイザー用にハウジングユニットを用意する必要はありません。

    ドライアイス製造Hub
  • DS1000E

    ドライアイススライスを製造する本システムは、完全自動化された施設に最適です。スライスをコンベア上に直接投入できるため、輸送や輸出のための梱包プロセスを効率化します。

    DS1000E
  • 統合された充填システム

    本システムは、高度な充填技術を備えており、必要な量のペレット・ナゲットを自動コンベアで正確に分配し、直接包装することができます。

    ドライアイス自動充填システム

食品宅配の冷却

ドライアイスは、食品が玄関先へ配送された場合でも、新鮮な状態または冷凍状態で届くことを保証します。

 

ドライアイスを内製することにより、食品宅配サービスやサードパーティロジスティクス (3PL) 企業は、コールドチェーンを適切に管理できるようになります。ドライアイス供給会社からの配送影響をなくし、必要に応じて製造するジャストインタイム製造が可能となります。

 

Dry Ice cooling for food home delivery

  • 冷凍された精肉の配送

  • 食品輸送用のドライアイスパック

  • スムージーとデザートの宅配

利点

 

  • 「解凍」と「漏れ」を防止
  • 食品がユーザーに届くまで、重要な温度を維持
  • 配送物の重量を減らして利益を増やす
  • 食品の劣化を最小限に抑える
  • 急速冷却と冷凍
  • 環境的に持続可能

具体的な導入例:

 

  • 精肉類(牛肉、鶏肉、豚肉)
  • シーフード
  • スムージー&デザート
  • ペットフード
  • ミールキット
  • 食料品
  • +その他

 

 

ドライアイス冷却について詳しくはこちら

食品宅配に最適なドライアイス製造装置:

 

  • 自動充填と袋詰め

    統合システムにより、ドライアイス製造プロセスを簡素化し、手作業を削減できます。Cold Jetペレタイザーと計量・袋詰めシステムを組み合わせ、ペレットやナゲットの包装を自動化します。

    Dry Ice Dosing & Bagging
  • ドライアイススライスの自動製造と袋詰め

    全自動フローパッカーを用いて、寸法の違う様々なスライスを製造・包装します。従来の工程と比較すると、作業員とユーザー両方の安全性が大きく向上します。

    R Series
  • PR350H

    Cold Jetペレタイザーでドライアイス製造を始めましょう。80~750kg/時の生産能力を持つモデルからお選びいただけます。

    PR350H

氷、ジェルパック、相変化物質(PCM)に代わる、コスト効率の高いドライアイス

 

ドイツに拠点を置く物流専門家チームであるSmartCAEと提携し、温度レーンリスクについて研究を実施しました。この研究では、ドライアイス、ジェルパック、相変化物質を冷却剤として有効性を比較しています。

 

本評価は、冷凍食品と生鮮食品、米国の72時間レーンと24時間レーン、英国の48時間レーンと24時間レーンなど、様々な輸送条件を対象としています。ドライアイス輸送容器として、EPSと持続可能な段ボール箱の両方が用いられました。結果は以下のとおりです。

 

冷凍食品の配送

EPS箱を使用する場合、このルートでの冷凍輸送では、年間を通して一定の温度を維持するために、ドライアイススライスに比べてPCMボトルの重量が2倍必要になります。より持続可能な段ボール箱に切り替えると、ドライアイススライスを使用する場合と比較して、必要なPCMボトルの重量は85~87%増加します。

冷却方法 EPSボックス (USA 72 hrs) 段ボール (USA 72 hrs) EPSボックス (UK 48 hrs) 段ボール (UK 48 hrs)
ドライアイス 7.5 kg 9 kg 5 kg 6.5 kg
相変化物質 (PCM) 15 kg 17 kg 10 kg 12 kg

 

冷蔵食品の輸送

EPS または段ボール箱を使用する場合、冷蔵輸送では、ドライアイススライスを使用する場合と比較して、ジェルパックと PCM ボトルの重量が 2 ~ 3 倍必要になる場合があります。

冷却方法 EPSボックス (USA 24 hrs) 段ボール (USA 24 hrs) EPSボックス (UK 24 hrs) 段ボール (UK 24 hrs)
ドライアイス 1.5 kg 1.5 kg 1.5 kg 1.5 kg
ゲルパック 3 kg 3 kg 2 kg 3 kg
相変化物質(PCM) 5 kg 5 kg 3 kg 4 kg

荷送業者・3PL が食品安全性を重要視する場合、Cold Jetを導入頂いております。

  • Butcher Box Logo
  • Rastelli's Logo
  • Green Rabbit Logo
  • Smart Warehousing Logo
  • Hy-Vee Grocers
  • Harry & David Logo
  • 企業が食品をドライアイスで輸送する主な理由は、約-78.5℃という低い温度が、生鮮食品にとって極めて重要な温度安定性を確保するためです。予定した輸送時間だけではなく、玄関への荷物配送、また予期せぬ遅延などの可能性がある宅配便において非常に重要です。

    低い温度を安定して確保することで、食品の劣化を防ぐことが可能になります。さらに、ドライアイスを使用すると、ジェルパック、相変化物質、氷などと比較して、梱包重量を軽量化できるため、大きなメリットが得られます。例えば、サーモン輸出業者は、冷却に使用する重量を減らすことで、1回の輸送でより多くの製品を輸送できるようになり、収益性を向上させることができます。

    ドライアイスは、その有効性に加え、リサイクルされたCO2から生成されるため、持続可能なソリューションでもあります。さらに、ドライアイスは直接ガスに昇華するため、水や汚れた残留物を残さず、こぼれの心配もなく、クリーンで費用対効果の高い方法です。

  • 冷凍食品:アイスクリーム、冷凍肉(牛肉、鶏肉、豚肉)、魚介類、冷凍食品、デザートなどが含まれます。ドライアイスはこれらの製品を最適な冷凍温度に保ち、解凍や劣化を防ぎます。

    魚介類:魚の切り身、エビ、カニ、ロブスターなどの生鮮魚介類や冷凍魚介類は、ドライアイスによる一定した超低温の保存により品質を維持し、細菌の増殖を防ぎます。

    食肉と鶏肉:生食か加工品かを問わず、食肉と鶏肉を一定した低温に保つことは、食品の安全にとって非常に重要です。ドライアイスは、ステーキ、ロースト、ソーセージ、鶏や七面鳥の丸焼きなどの輸送に最適です。

    乳製品:一部の乳製品はジェルパックを使用して短期間輸送できますが、一部のチーズや特別な乳製品デザートなど、冷凍状態を保つ必要がある品目はドライアイスに最適です。

    調理済み食品と焼き菓子:構造と鮮度を保つために輸送前に冷凍される、生鮮性の高い調理済み食事や繊細な焼き菓子は、ドライアイスで効果的に輸送できます。例としては、冷凍ケーキ、パイ、一部のペストリーなどがあります。

    専門食品と高級食材:キャビア、フォアグラ、特定の職人が作るチーズなど、価値の高い生鮮品は、完璧な状態で届けられるように、ドライアイスによる温度管理がしばしば必要になります。

    生鮮サンプル:場合によっては、試験や品質管理用の冷凍状態を保つ必要がある食品サンプルもドライアイスを使用して輸送されます。

  • 現場でのドライアイス生産を開始するには、液化CO2供給とCO2貯蔵タンクが必要になります。液CO2貯蔵タンクに接続される機器には、鉄筋コンクリートによる安定した基礎が必要で、断熱配管を介して貯蔵タンクに供給されます。また、十分なスペースと法律に基づいた場所に設置する必要があります。

    装置の運転には、三相電源と圧縮空気ラインが必要となり、安全面を考慮し製造施設内には適切な換気・CO2PPMモニターの設置も推奨しております。また、製造されたドライアイスを効果的に保管し、自然昇華を最小限に抑えるには断熱容器も必要です。

  • 最適なドライアイスペレタイザーの選択は、必要な生産量と利用可能な床面積の両方に左右されます。Cold Jetは、1時間あたり80kgから750kgまでのドライアイスを生産できる幅広い機械を提供しています。スペースが限られている工場・現場向けには、接続すればすぐに製造可能な、ドライアイス製造Hubを提供しています。さらに、自動化されたドライアイス製造ソリューションも提供しており、お客様の特定のオペレーションニーズに合わせて効率化できます。

  • ドライアイス内製において、Cold Jetの装置はCO2排出量が最も少なく、1キログラムあたりのエネルギー消費量も最も少ないです。当社の装置は応答性が非常に高く、ダウンタイムもほとんどないため、1キログラムあたりのドライアイス生成コストが最も低くなります。


お問合せ

どんな質問でも、お気軽にお問い合わせください。

「興味はあるけど、どこから質問したらいいのかわからない」なんてことありませんか?

迷わずご連絡ください。ご質問の洗浄対象物に対し、どのような効果をもたらすのか、実績・実例を交えてご説明させて頂きます。